新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

初雪

 
珍しく
朝から
霧がたちこめていた
 
ひとしきり
この世の
労働を終え
帰宅へのドアを開けると
 
ぼたぼたと
雪が
降っていた
 
壊れかけた
傘をさして
そそくさと
家路へ急ぐ
 
ほたほたと
雪は
地へ消えゆき
 
はらはらと
もやもやと
でも
こんなときは
笑うんや
って
言い聞かせながら
 
自分を歩かせた