2005-11-12 初雪 詩 珍しく 朝から 霧がたちこめていた ひとしきり この世の 労働を終え 帰宅へのドアを開けると ぼたぼたと 雪が 降っていた 壊れかけた 傘をさして そそくさと 家路へ急ぐ ほたほたと 雪は 地へ消えゆき はらはらと もやもやと でも こんなときは 笑うんや って 言い聞かせながら 自分を歩かせた