新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

うんこ的自我

f:id:aozoraremon:20190603091102j:plain

揺らいだり

対立したり

明るくなったり

暗くなったり

  

振るえたり

落ちたり

浮かんだり

  

現象は常に

変化し続けている

  

本質は常に

同じである

  

同じものから

無限の変化が

生まれ続けている

  

宇宙を動かしている何か

  

変化させている何か

そして

変化しない何か

  

変わらないと信じ

同じと信じているから

あたかも

自分という

意識が生まれている

  

確かに昨日も自分は自分だった

 

しかし

どこからどこまでが

同じ自分で

どこからどこまでが

違う自分なのか

  

昨日食べたものは

今日はうんこになって

身体の外へ

出ていく

  

ならば自分というものは

食べ物の

残りカスで出来ているのか

  

ならば

うんこが残りカスではなく

自分こそが

残りカスなのかもしれない

  

うんこの立場にしてみれば

自分こそがうんこなのかもしれない

  

うん