新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

廃ガソリンスタンド

歩いていると

カラスが頭をポンと蹴飛ばしていった

 

すかさず両手を挙げて

再び歩く

 

どうやら校門に止まっていたカラスを

スナップ撮影したからかもしれない

そのカラスに似ている

 

カメラを持って道を歩くと

様々な風景が現れてくる

 

廃ガソリンスタンド

壁一枚には洗濯機やホースのようなものが

上から垂れ下がっている

 

時々廃ガソリンスタンドを

眼にする

 

錆びついた給油機

落ちそうな屋根の一部

 

朽ちてゆく風景は

活気があればあるほど

その姿も寂しい