新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

何も語らぬ風なのに

晴れているが

風がある

 

2階のふすまも

ガタガタと揺れている

 

美術会からも

総会とグループ展の

案内が届く

 

作品の搬入日と仕事の調整を考えたが

グループ展を開く頃には

今の職場にはもういない

ことに気付く

 

もう考えても仕方ない

過去を

考えることの愚かさ

無駄さ

 

無駄な風が吹き去り

意味ある風が吹いてくる

ような気がする

 

何も語らぬ風なのに