新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

値という名のボール

 
誰にも感謝されない
無数の人が往来する
孤独なマーケット
 
数々の参加者
数々の落伍者
少数の勝者
  
誰もその答えを知らぬ
誰もその声を聞かず
誰もその次を知らず
 
そのコートに
解き放たれた一つのボール
 
噂も批評も誰も
そのボールを永遠に
支配は出来ない
  
値動きだけを
見よ