2012-06-28 思考の船 詩 赤子のままで 老いさらばえた 無菌室の 個体 傷つきながらも もがきながらも 歩き走り泣き笑う 現場の 個体 生きる中で 関わりの中で 考え続ける 思考は未完を常とする すり替えられた現実感の固定 それは洗脳 幻想の雪の中で 眠るように 死んでゆく前に 流されながらも しっかりと梶を取り 本当に 行きたいところへ 向かえ 思考よ