有ることを捨てて
在ることへ帰りたい
有ろうとするが為に
独り言をし
愚痴を言い
怒り嫉妬し
焦り迷い
希望し絶望する
迷い切るも出来ず
悟り切るも出来ぬまま
快楽を求め
死を避けて
苦を再生産し
死を繰り返し
ループし続ける
自由から開放された時
人は真に初めて
自由を知ることが出来るのか
有るものに成ろうとする限り
有るもので居ようとする限り
自由は常に外部にしか無い
自由の女神なんていらない
自由なんていらない
在るに優る
自由なんて無いのだから
初めから
