新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

有るから在るへ

aozoraremon2010-04-23

 
一秒毎に千切れる時の中を
焦りながら潜り抜ける君の背中に
何もしてあげられなくて立ち尽くしていた
 
一秒毎に生まれ変わる時の中から
いつになったら抜け出せるのだろうか
ここじゃないどこかへと誘う風は
止むことを知らない
今日も
 
既に有るものは全て幻だった
求め続けていたもの皆全て

それは
そこには無い
 
それは
どこにも無い
 
だけど
全てが初めから
在ったのかもしれない