新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

夜空

aozoraremon2007-03-03

 
夜のステーション
 
待つ人は誰もいない
 
メビウスの線路
 
果てしない暗黒へ
どこまでも続く
 
夜空には
悲しみの
狩人達
 
与えたぬくもりは
すべて星となるというのに
星を待つだけの

 
無数の自我達が 
暗黒の谷底へ 
落ちても
堕ちても
墜ちても
 
眼差しは
閉じることなく
永遠に
包み続けている
 
根源から
見捨てらたものなど
この宇宙に
何一つ無い
 
銀河の最深部に
続いて行く
魂の鉄道がある
 
生まれては
消え
生まれては
消え
 
しかし
尽き果てること無き
眼差しは
 
今も
私という
宇宙を
貫いて行く