夜のステーション
待つ人は誰もいない
メビウスの線路
果てしない暗黒へ
どこまでも続く
夜空には
悲しみの
狩人達
与えたぬくもりは
すべて星となるというのに
星を待つだけの
私
無数の自我達が
暗黒の谷底へ
落ちても
堕ちても
墜ちても
眼差しは
閉じることなく
永遠に
包み続けている
根源から
見捨てらたものなど
この宇宙に
何一つ無い
銀河の最深部に
続いて行く
魂の鉄道がある
生まれては
消え
生まれては
消え
しかし
尽き果てること無き
眼差しは
今も
私という
宇宙を
貫いて行く