新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

汽車は走る

aozoraremon2007-01-22

 
汽車の窓から
雪原を眺めて
ただただ
移動する
存在となっていたんだ
 
汽車の窓から
宇宙を眺めて
ただただ
移動する
目玉となっていたんだ
 
目玉は
ただただ
存在を見つめて
無限に
拡散していきながら
地球という
駅で
反転し
一点に戻ってきたんだ
 
星座は
今日も黙っている
 
ただの
人間のファンタジーじゃないか
でも
ファンタジーの中に
潜んでいる
感動を
忘れていては
リアルな世界も
砂のように見える
 
リアルに生きること
リアルに感じること
リアルで在る事
 
ファンタジー
求める事は
悪でも善でもない
 
この現象世界が
因果律のファンタジー
過ぎないのかもしれない
 
リアルかファンタジー
 
私はリアルか
私はファンタジー