新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

咳と父

咳が続く

 

咳止めを飲むが

効き目がないので止めた

 

結局のど飴を舐めている

 

発作的に出る

 

家で咳すると

「うるさい」と父に怒られる

 

わざとらしいから

 

確かに日頃

咳をしながら

「いつもすまないねえ」と

時代劇的なギャグを入れていたので

そう思うのかもしれない

 

昔から戸をよく閉めずに

出ていくくせに

母がたまたま開けていた戸を

「誰が開けたんだ」

と怒っている

 

そのくせ「こいつは自分の事しか

考えていない」という

 

人の言動はありありと

見える