2019-07-06 その先へ 詩 短い鉛筆と 長い鉛筆が よーいドン!で突っ走る 黒線2本が 白い画用紙に伸びる 画用紙の中で あっちへ行ったり こっちへ来たり しまいには 画用紙が真黒くなり どちらの軌跡なのか 分からなくなる 現状維持へ戻そうとする 彼は 満足を覚えるように そこそこのところで 顔を出す 満足はサインだから その先へ 一歩踏み出す 満足はそこそこ停止ライン 満足はブレーキ 満足は停滞 満足は壁 その先に その先に その先へ