新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

 壁

目の前に
立ちふさがっていた壁が
いつの間にか
背中にある

を乗り越えたわけでもなく

をくり抜いたわけでもなく

壁は
いつの間にか
背中にある

新たな視界が
そこに広がり

古い視界は
もはや消えて

それが
進化か退化か
僕は知らない

ただ
カオスに煮詰まったときこそ
恐れずに
新たなカオスをぶち込むと
見えていなかった
表現の方向性が
見えてくる

目の前の壁を
煮詰まりを
必要以上に恐れるな