新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

彼無き今も

見下ろす桜に
赤い葉ちらり

一時は
沖縄よりも暑かった八月も
残り一週間

避暑ではなく
乾燥のための扇風機

その音を感じながら
一人
部屋で憩う

一昨日
夜勤明けに帰った後
以前勤めていた先輩が
職場に寄ってくれた

その頃の同僚たちも
僕以外にはいなくて
長年勤めているパートさんから
その事を教えてもらう

あれから
何年過ぎただろう

彼の残してくれた
手作りのモノたちが
彼無き今も
役目を果たし続けている