2014-07-23 廃屋 詩 廃屋を見ると ホッとするのは 何故だろう子供の頃から 廃屋のまま それでもなお そこに在る屋根の穴から 中を覗けば 蕗が生えている 室内例えば 全てが人工物で詰まって 全てが機能していてそんな建物ばかりだと どこか息苦しいのは 何故だろうぽっかり 空いた 虚無懐かしさへの 入口