新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

探検

先月
首にカメラをぶら下げて
近所の橋の下を
探検した

40過ぎての
探検

滝のように
勢いよく落ちてくる
生活排水

名前の知らない
人の背丈程もある植物
葉の大きさは
人の顔程もある

打ち寄せられた
流木の残骸

水たまりの
あめんぼう

頭上の橋を渡る

せわしなく
飛び回る
ツバメ

蝉の声

青い空

一人で探検していた
子供の頃

君は
本も好きだったけれど
探検も
好きだったんだね