新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

秒針


まるで
何千年前
何万年前
何億年前…
といくらでも遡れる気がする
過去も
その逆の
未来も
 
時という
ゲームの中だけの
モードに過ぎない
 
しかも
自分が感じている
1日を元にした
超限定的な感覚
に過ぎない
 
時計を見れば
動き続ける

 
写真を撮れば
写り続ける

 
よくぞここまで
リアルに感じられ
当たり前の前提として
受け入れている世界
 
まるで
世界の中にいるような
時間の川に流されているような
せせこましくも
欲望にまみれながら
老いさらばえて
骨になってしまうような
 
既にある
無限の可能性を持つ
無限の世界が
今この瞬間に
選択されているだけ
としたら
 
過去はあり
過去はない
 
未来はあり
未来はない
 
カルマはあり
カルマはない
 
既にある世界
認識できていない世界
選択しなかった世界
 
選択しないことも
選択
 
チック
チック
チック