新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

違和感と既視感

 
高校の時
英語の授業で
黒板に回答を書いていたら
背後から
男子生徒の罵声
 
「何がイエスだ、神なんているわけないだろ
信じるものは救われる?アホか」 
 
そんな事は言った覚えは何もなかったが
日頃、友達に心霊話をしていたこともあり
因縁をつけてきたのだろう
  
静まり返る教室
 
つらつらと
何事もないかのように
回答を書き終えて
席へ戻った
 
ポケットには
仏教聖典を入れていたこともある
クリスチャンではない
 
その違和感と既視感
 
なんか、この感覚知ってる
  
あれから数十年
キリスト教にはほとんどシンパシーがないまま
でも、多少の聖句は、うろ覚えのまま
時は過ぎたけれど
過去世が分かる人に聞くと
フランスで修道僧
天草で隠れキリシタン
だったらしい
 
見方によっては
それは過去存在であり
それは同時存在でもある 
のかもしれない
 
共振している記憶たち
 
その罵声があったからこその
気づき
 
ありがとう