新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

雪道

 
休日の朝
 
窓が白々と明るい
薄いカーテン越しの外
こんもりと積もった雪
玄関の外は
大雪降り
 
長靴で
積雪を
ズボズボ
歩く
 
除雪車
手動ダンプ
雪だまり
 
定食屋 
カツ丼
カツを噛む
どこまで食感を感じられるか
追う
喉もと過ぎると
消えてしまう
 
ゆっくり
ゆっくり
ただ
食うことに専念する
 
空腹の原因は
時間に追われながら
情報に追われながら
食べながら食べていない
ことに気づく
 
食う
  
吸う
 
待つ
 
吐く
 
歩く
 
思う
 
感覚
 
未除雪の道
雪また雪
視点を変えて 
車道へ出たら
楽々歩けた
 
田舎だから
対向車なんて
一台も無かった
 
帰宅後
実家からの小包
アマゾンからの本
 
自分を見る