新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

クラゲ

aozoraremon2013-04-27

 
浜辺に打ち上げられた
クラゲのように
ベッドに
溶けゆく
身体
 
肉体労働
 
風呂の中だけが
天国
 
意識の集中
拡散
 
ふと蘇る
昔住んでいた
町並み
 
友達を一切作らないせいか
思い出すのは
何故か自転車から見ている
風景
 
なんて幸せな人生だろう
 
一息つける
今という時空のありがたさ
 
どこへ住んでいても
不思議と近くに
図書館があった
 
こんなやさぐれた
自分に
寄り添うように
道を用意してくれていた
存在
 
ありがとう
 
目に見えなくても
耳に聞こえなくても
確かに
何かに
守られ
導かれ
 
なすべきことをなす
 
謙虚に
 
何様でもなく

ただただ
 
人間として