年明けて
４日
ベアテ・シロタ・ゴードンさんが
亡くなった
以前、自分が入院している時に
病院に彼女のポスターが貼られていた
近くの会館で彼女の講演会がある
政治には全く興味すら無かった自分は
それでも本能的にこれは最後の機会かもと感じて
電話をかけた
入院先のベットまで
主催者側の女性がチケットを持ってきてくれた
当日彼女の日本語による公演が始まり
憲法草案当時の話を直接聞く機会に
興奮した
子供時代に見た日本人の主婦は
縁側でご飯を食べ
家族と一緒には食べることさえできない差別があり
それが非常に印象に残っていたとのこと
（今から思うと、自分の直近前世そのもの）
男女平等の草案は彼女が
その時の思いを込めて作ったものだが
最初は上司に却下されたとのことだった
講演が終わり
「1945年のクリスマス」という本のサイン会で
彼女と握手をした時に
ちょっと驚いた表情をされていた
こちらは病人
手が冷たかったのかもしれない
しかし、入院していなければ多分
行くこともなかったのかもしれない
あれから
16年が過ぎた
89歳
男女平等
ありがとうございました
