新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

開通工事

aozoraremon2012-05-04

多分
直近の前世で
死んだ年齢は
25〜26歳な気がする
 
その直前に
身ごもった夢を見ている
 
その後に
人生で初めて長期入院をしている
 
大きな総合病院だった
夜中に人目を忍んで
待合室で座禅を組んだ
 
一人になれる
空間を探していた
あの夏
 
入院室の番号を見て 
「お前の生まれた数字だね」

見舞いに来た母が言った
 
義理の母だった母は
今世では実の母
 
さて
 
結局、腕のアトピー
消えないけれど
消さない存在が
忘れそうな悔いを
刻印させる
 
1000年前の悪業
 
気づかぬのなら
気づくまで待とう
ホトトギス
 
数々のエール
  
この先
どこまで行くのやら
 
残るタスクはただ一つ
 
真我との
開通工事
 
心から
世界に言える日まで
無限の「ありがとう」