2011-11-24 光 詩 いつか 喰おうとするものが 餌になる 欲望が 餌を作り 餌そのものに 成り果てる 自我は自我故に終焉する そして 戦争すら引き起こす 恐怖を想像し 恐怖を創造する 本当の過去も 確かな未来も見えない 視界の中で自分以外の存在へ 祈れるか否か 記憶の無い世界で 確かな無常だけが 風に吹かれていた いかなる時も 祈りで あれるか