2011-09-30 宇宙の長袖シャツ 詩 言葉の梯を いくら伸ばしても 届かない高みがある 言葉の碇を いくら降ろしても 底のない深みがある この指先で この瞳で この心で 感じている世界に 接続する不思議と奇跡 エゴの曇りが 世界を覆い尽くしても その上には常に 輝きに満ちた 認識の光がある そしてそれと同等の光が 誰もの魂に在る 上下左右自他の隔て無く 無尽蔵の 何かが ひっくり返えった 長袖シャツを着た朝 僕は宇宙のシャツになる