新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

見えない凧

aozoraremon2011-01-17

 
何億分の一の確率で
存在している
という神話
 
しかし、もはや僕は
雄性生殖細胞ですらない
 
ミクロのレベルの確率的存在
マクロのレベルの確率的存在
 
パラレルワールド
無限の僕
 
この次元の彼方で
僕は今何をしている?
 

凧ひごを持ってはいるけれど
その先に
凧はついていないの
 

何を揚げているの?
揚げているつもりなの?
 
見えないのは
僕だけなのか?