2010-06-01 源音 詩 大きな音よりも 小さな音の方が 鳴り止んだ後も 耳に残っている 自我のずっとずっと奥に 隠れていた小さな音 しかしそれは 鳴り止むことなく 響き続けている 生まれてより この瞬間にも 母のような 鐘の音 迷いの中 苦しみの中 絶望の中 戦いの中 憎しみの中 ずっとずっと 見守ってくれていた 音 何の為に 音を作ろうとしてきたのか 僕は