新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

カーテン

 
異世界の情報に触れていると
日常をいつもとは違う角度で
見直すことができる
 
地球という惑星が
普通の星などという
漠然とした常識にもならない
意識すらしない前提を
全く違うものに
塗り替えてしまう事
 
平凡という名の
非凡
 
日常という名の
非日常
 
どれだけの
知らないことが
存在しているのか
 
どれだけの
知りたいことが
この胸に眠るのか
 
眠りに落ちた
魂という

 
もう
朝だよと
静かに呼ぶ声
 
世界を隠す
鉄と金のカーテン
 
認識を隠す
自我と欲のカーテン
 
一匹の
人として
 
引き千切る