砂の宇宙で
埋もれた星
それは
幾億の夜と
幾億の朝を
涙に刻んだ
青い星
僕の星
覚えているかい
僕がまだ
何からも
分かれていなかった
あの日のことを
形を
持った存在の
悲しみと
嬉しさ
形を
持った存在の
無常と
永遠
生
老
病
死
自我と言う
白い貝殻
形の存在は
旅が出来る
形の存在は
いつか
終わりが来る
僕は
何処まで
旅をするのだろう
僕は
何時まで
旅をするのだろう
朝日と
夕日が
シンクロする瞬間へ
僕を
放て