新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

封鎖時間

aozoraremon2008-12-21

 
封鎖された
「時間」という枠の中で
僕達人類は
気づき始めていた
 
その道は
何処までも続いて行きそうなのに
結局は
同じ所を巡っているだけだった
 
階段の途中には
束の間の
踊り場
 
やがて
この場からは
居なくなってゆく
誰もが

形あるもの
時に操られ
無常の風に
木霊していた

そう
誰もが
時間に封鎖されていただけ
 
因果律の揺り篭
の中で
僕達は未だ夢を見続けていた
 
どこか
とんでもなく
遠い時空で
目覚ましのベルが鳴っている
 
徐々に目を覚ましてゆく
僕達の
明日を
 
ただただ
 
見守る存在がある