あの
トンでもなく
澄み切った
空の向こうに
まだ
誰も知らぬ
澄み切った
己が在る
本当の
己は
己では
知ることは
出来ない
トンでもなく
馬鹿デカイ
己だから
在ることさえ
分からない
己を
知りたい
己を
見たい
否
知りたくも
見たくも
無い
何者でも無い
一切に
還りたい
どんだけ
空っぽになれるか
なりきれるか
澄み渡れ
己よ
限りなく
優しく
限りなく
厳しく
限りなく
何者でも
無く