新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

汗と恥かけ、己よ

aozoraremon2008-03-18

 
手首
手背
掻傷
 
ぱっくりと
傷口が開いている
 
それらが
象皮化した
皺に沿って
散在している
 
それは
脱ステした 
10年前とは違って
浸出液や化膿化は
ほとんど無い
 
今回のアトピー
症状は
おそらく
保湿剤に頼りすぎた
反動なのかもしれない
 
玉のような
健康な汗を出せない場合
人は肌を無意識にかきむしることで
出血による毒だし行為をする
 
正常な
汗をかく事で
肌を掻かなく
出来る道が在る
 
薬も
循環させねば
毒と化す
 
アトピー
一言でいえば
カルマに過ぎないけれど
しかし
その毒だし論理で考察するならば
私には未だ
想念の代謝
上手く行っていないのだろう 
 
本は
人に知識を
与えてくれるかもしれない
しかし
知識は溜め込むだけでは
毒になるのかもしれない
 
毒を毒として
飲んでいる人など
自殺志願者以外に居はしない
 
しかし
 
人は時として
常識や知識、固定観念代謝できず
有毒な何かに変えてしまう事が
あるのかもしれない
 
私の場合
その三次元的な象徴が
部屋に積る「本」なのかもしれない
 
私は読書好き
しかし、その知識を
ほとんど人には語らないし
感動も伝えようとしない
諦めている
 
三次元世界の
肉体を持った直接的な
他者に対して
自己の感情表現を
諦めている
  
この詩のサイトに
その読書で感じたこと
日々の思いをつづる事だけで
どこか満足している
 
身体の代謝異常の
原点は
そこらへんに
あるのかもしれない
 
良くも
悪くも
もっと
汗をかく事
 
それは
 
三次元的にいえば
自分の感情を
素直に表現して
恥をかく事
 
もっと
汗をかいてでも
恥をかいてでも
 
己を
この世界に
開放する事
 
格好つける前に
覚悟つけろ
 

ここで
生きてるんだろ
 
己よ