新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

顔のないテレビ

aozoraremon2007-08-31

 
その次元から来た人は
背負った荷物を
座席に置いた
 
魂の海底に
放置された
テレビ
 
時々
その次元の人が
映る
 
ノイズの花園に
荷物は転送され
 
その次元は
消滅する
  
得られたものは
銀河の方程式
 
水晶の鉄橋
最後の夕日
 
君の嘘
 
僕の嘘
 
釣り合う天秤
 
偶然と必然が
均衡している
 
運命と宿命が
均衡している
 
バグだらけの雲
 
ハッキングされた空
 
破壊された日常
 
頼れるものは 
自分志向の道だけ
 
常識よりも真理を