新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

仮想現実の彼方に

aozoraremon2007-03-26

 
目を閉じて
 
目を開く
 
瞼は閉じたまま
 
 
焦らずに
 
呼吸を見つめる
 
私は私
 
それ以上でも
それ以下でもない
 
未熟で
愚かで
不完全
 
だからこそ
 
春を待つ小鳥のように
 
輝き羽ばたく日を
 
夢見ているのかもしれない
 
怯えずに
 
一歩ずつ
 
影を落としながら
 
歩いていくだけ
 
 
笑われてもいい
 
後ろ指を指されてもいい
 
ただただ
 
自分を愛していればいい
 
ただただ
 
今日会う全ての他人を
 
愛していればいい
 
一人一愛
 
あらゆる存在の根源は
 
等しく愛そのものだから
 
敵も味方もない
 
他人という
仮想現実を
肉の身をもってして
気づけるだろうか
 
私も無い
他人も無い
 
愛があるだけ
 
多次元宇宙の中に
 
愛が流れている
 
だけ