新・青空レモン ~詩平線の彼方へ~

詩を書き綴ります(旧はてなダイアリー終了にて再始動)

私宙

aozoraremon2006-11-25

 
瞼を
開ければ
銀河が
そこに
 
瞼を
開ければ
自分が
そこに
 
いつの
銀河かな
 
いつの
自分かな
 
夜の海
夜の空
 
星屑の
カケラ
 
見つけたの
 
あの
中心へ向かう
線路が
 
どこかの
銀河の
静かな
駅で
 
歩いているのは
小さな
子供
 
月は
地球の
妹だから
 
兄さんばかり
見て回る
 
いつの間にか
時は過ぎて
 
いつの間にか
光は過ぎて
 
星座は
やさしい
まなざしで
 
いついつまでも
 
兄と妹を
見ているの
 
宇宙が
居眠りしている夜に
 
宇宙は
兄を
夢見ているの
 
宇宙は
妹を
夢見ているの
 
私は一人
 
私は宇宙